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| <由緒>(平成祭) 桜ヶ池は約2万年前にできた砂丘堰止湖で、その面積は約2万平方メ-トルである。三方を原生林にかこまれ南に海が開けている。この池は太古から信仰の対象となってきた。池の畔の池宮神社は敏達天皇の御代約1,400年前の創建で人々の厄災を除く瀬織津姫命、福の神の事代主命、健康長寿の守り神武御名方命をお祭りする。浄土宗の開祖法然上人のお師匠で当時比叡山きっての高僧だった皇円阿ジャ梨は長く衆生を救い続けるため、寿命の長い龍蛇に化して桜ヶ池に入られた。今から約800年前のことである。お弟子の法然上人は、後に桜ヶ池を訪れ、恩師の供養のためにお櫃に強飯をつめて池中に納められた。これがお櫃納めの起源である。お櫃納めの祭典は、秋の彼岸の中日に行われる。信仰厚い地元青年十数名が5日5夜、遠州灘の荒波で身を清め赤飯入りのお櫃約100個を池底深く沈める儀式で、当日は全国各地から参拝客数万人でにぎわい、遠州7不思議の筆頭にあげられる天下の奇祭である。
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