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| <阿比多神社>(由緒版) 阿多神社は、延喜式神名帳に記載されている格式の高い神社で頚城郡十三座の一座である。 この地、上越市大字長浜に鎮座する。 「国史大系本」「吉田家本」とも「アヒタ」と訓を付けている。今日、「あびた」神社と呼称している。 地元では、天神さんと呼ばれている。 境内にはヤブツバキが繁茂し眼下には日本海が一望できる景勝の地である。 祭神は 少彦名命として配神を菅原道真公・建御名方命・迦具土命(秋葉神社 火の神)・大山祇命・大鷠鷯尊である。 永承五年(一〇五〇) 陸奥守源頼義が奥羽征伐の際戦勝を祈願して太刀一を奉納されました。 承久三年(一二二一) 順徳上皇が佐渡へ御遷幸(居所移動)の際、当社に参拝され菅原道真公の肖像を神前に奉納されました。 天文年間(一五三二~五五) 火災により社殿・宝物などが消失してしまいました。そのため長尾為景が社殿を造営され慶長4年(一五九九) 春日山城主堀秀治が篤く信仰し、太刀一振と鞍馬一頭・神楽笛2管・神領50石を寄進。高田藩主・榊原氏も 崇敬・参拝し額面を奉納されました。
<ヤブツバキの自然林>(由緒版) 日本の野山に自生するヤブツバキは、ツバキ科ツバキ属では、もっとも北に分布する野生種である。日本海側の雪が多い野山にはツバキ属ユキツバキとヤブツバキの中間型が分布しヤブツバキは海沿いの地域に点々と青森付近まで生育しているにすぎない。 海老いの地域には古くから集落が多く集落に近い森や林は燃料として伐採され現在はヤブツバキの林はほとんど残っていない。 阿比多神社の森は規模は小さいが本県内では能生町白山神社の社叢、村上市石船神社の社とともに残された数少ないヤブツバキの自然林の一つである。 |
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