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| 関越自動車「塩沢石打」IC→車(58分) 関越自動車「越後川」IC→車(58分) |
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| <美人林~雪国の里山ブナ林~>(説明版) 標高300mほどの丘陵地に位置する約3ha広さのブナ林です。ブナは日本の代表的な広葉樹で、多雪地に多い樹木です。ブナは他の樹木に比べ雪に強い特徴があり、新潟県は積雪量が多いため、標高でもブナ林が見られます。 美人林はブナの原生林ではなく、伐採後に二次的に再生してきた「二次林」と呼ばれるブナ林です。大正末期、ブナの炭焼きが行われ、この場所に生えていたブナの木々はほとんど全て伐採されました。伐採されたことで、林の中は一気に明るくなり、ブナの実生や樹が一気に成長を開始しました。高密度でブナ林が再生したことで、幹の太さがそろい、枝張りの少ないすらっとした形のブナ林に成長していきました。 昭和40年頃、当時の美人林を見た材木がスギ林へのを持ちかけたところ、主の一人である田辺誠二氏はブナの立ち姿の美しさを説き、「雪を克服するまでに成長した林を後世に残したい」と、ブナ林のまま維持することを決意しました。このブナの樹形の美しさが美人林と呼ばれ始めるきっかけとなり、その後昭和50年代には「美人林」という名称が定着したと言われています。 美人林の中央部には雪解け水やブナ林からしみ出た水を貯える池があります。この池は、農業用水のためと明治末期に造られた人ので、近年まで下に位置する集落の棚田の源として利用されてきていました。 四季折々、美しい表情を見せてくれる美人林には年間を通じて多くの方が訪れ散策を楽しまれます。年間10万人が訪れる美人林は地面が踏み固められ硬くなり、ブナのが露出しているところも散見されます。散策する光客の皆さんが歩きやすいように、また林内の地面が踏み固められ過ぎないように、地域の子どもたちやボランティアの皆さんによる美人林保全活動も行われています。 |
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