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| 金毘羅社[高月町](こんぴらしゃ[たかつきまち]) |
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| 本殿(2015/01/31) |
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| <由緒>(再建之碑) 国史跡 滝山城本丸 櫓台に鎮座する金毘羅社は、今を去る二百年余り前天明(一七八一~)年代に滝村持ちで造営されたと武蔵風土記に記載されています。 江戸時代から本丸一帯は、麓の滝村(現八王子高月街滝地区)持ちで年貢の免除地として受け継がれており(地区の氏神駒形神社境外地)滝の城山ともよばれ広く滝山城の名を後世に伝えております。 戦国の乱世は去り、当時滝村では広い水田の米、豊富な薪炭、川魚等を産物とし豊かな村として栄え、多摩川の漁場は御本丸御用地に指定され、将軍への鮎の献上を行ったと記録されています。 農閑期には多摩川、秋川が合流する地の利を生かして、江戸の繁栄に伴う需要増から森林材の中継地として、材木筏を組み物資を乗せて多摩川を下り、江戸への輸送を村ぐるみで生業とし、その成果は拝島、熊川へ農地を拡大して栄えてきました。 江戸文化、華やかなりし頃、村人たちが水運の安全と事業の繁栄を願って、多摩川を一望できる当所に海運(開運)の神様として名高い金毘羅様を祀ったのであります。 以来、農業、殖産に、家内安全、無病息災などの願い事を叶えて下さる。神様として近郷在住より多くの信者が参拝し賑わいを見せていたと語り継がれています。 地域の文化、産業の発展に多大な貢献をした先祖の残した貴重な遺産であり、八王子市の名所 都立滝山公園内にある「神社」として、文化、経済の発展と無病息災、永遠の平和を祈願し、金毘羅社の氏子、加住地区有志の御奉賛により創建二百年事業として社殿の再建を行いました。 〔平成六年三月吉日 金毘羅社再建委員会〕
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