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| <由緒>(平成祭) 本社の儀は、創立年代詳かならざれども延喜式神名帳に「淡路国津名郡河上神社」とある、即ち是にして、往昔祈年国幣に預り給ひし古社たり。相殿天満宮の儀は、菅原道真公曾て讃岐守御在任中御上洛の途、都志に御船を留められ此の郷名「都に志す」とは我が意を得たり。聞く此の名神あり、神威赫々須らく賽して加護冥助を祈らんと、乃ち流れを泝りて当所に御参向あらさられたりき。此の由縁をもちて、公太宰府に薨ぜられし後、里民敬慕止み難く、此所に管廟を営み奉斎せりとなん。爾後淡路に於ける唯一の天満宮として全島民の尊信聚まり、代々の守護職殊に舊藩主阿波守蜂須賀家の御崇敬極めて厚く、徳島城鎮護の祈願所として、代々社殿の再興修築怠らず、年々奉行を派遣して大祭を執行せられたりき。明治4年郷社と定められたりしが、明治27年6月4日縣社に昇格せられ、益四方の崇信深く、其御神徳に賽するもの日に年に多きを加ふ。
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