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| 中尊寺鎮守白山神社(ちゅうそんじちんじゅはくさんじんしゃ) |
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| <白山神社>(しおり) 白山神社の祭神は、伊邪那岐尊・伊邪那美尊で、仁明天皇の御代の嘉祥三年、慈覚大師が一関磐井川の上流(現在の一関市本寺)に加賀の一の宮(現在の石川県の白山本宮)より分霊されてあったのをこの関山に遷座し奉り勧請されたと言われております。勧請と同時に白山権現と号せられ慈覚大師自ら十一面観音を本尊として、その後配仏として季衡(清衡の子)の持仏運慶作の正観音と源義経の持仏毘沙門天が寄進安置されていましたが、残念ながら嘉永二年正月八日の火災で焼失いたしました。仮宮の拝殿(現在の能楽殿)と鳥居は、嘉永六年旧伊達藩主伊達慶邦公によって建立寄進されたものであります。能楽殿は橋掛、楽屋などを完備した構成の近世能舞台遺構としては東日本では唯一とされ、平成十五年五月、国の重要文化財に指定されました。能舞は、天正十九年、時の関白豊臣秀次と伊達政宗両公が社参の折に観覧に供し以来これを続行しています。明治九年には、明治天皇が御東巡の折に畏しこくも当社に御臨幸あらせられ、古式(田楽、開口、祝詞、若女、老女)能舞(竹生島)を天覧あらせられました。なお社頭には、康元中の人で南宗坊という僧が手植えの古杉(姥杉)があって、木の香が伽羅のようであったため、柱香として後水尾天皇に奉献いたしましたところ、この名前を千歳と名付けられ御製を賜りました。 いく千歳齢なりぬる神の木の 神はしら山杉の一本 |
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