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| 社殿(2013/03/21) |
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| <味水御井神社と朝妻の清水>(案内碑) 味水御井神社は天慶7年(944)の筑後国神名帳にも登場する由緒ある古社です。「うましみず」の名が示すとおり、境内には現在でも清冽な水がこんこんと湧き出し、古来より崇敬を集めるとともに、「朝妻の清水」として多くの人々の生活に潤いと恵みを与えてきました。 また、近年は筑後一宮である高良大社で行われる川渡祭(へこかき祭り)の際の禊の泉としても知られます。 味水御井神社の歴史的意義は深く、7世紀後半から12世紀後半にかけて高良山北麓一帯に営まれた筑後国府(筑後国を治める中心的な役所)の発掘調査においても、国府の長官の居館である国司館から当社に向けて延びる道路の跡や、当時の官人たちが朝妻の清水から導水し「曲水の宴」を楽しんだと見られる玉石敷きの人工的な小川などが確認されています。 県指定天然記念物のクロガネモチをはじめとした巨木に囲まれ、澄明な水を湛える湧水。味水御井神社の社叢は神さびて神秘的な気配がただようと共に、市民に愛される憩いの場でもあります。 通称「しっちゃらごんげんさん」といわれて親しまれていたそうです。 【味水御井神社のクロガネモチ】 クロガネモチは、モチノキ科モチノキ属の常緑高木で雌雄異株、日本では本州南部静岡以西と四国・九州・沖縄に分布します。 本樹は御株で樹高19.71m、胸高周囲4.06mを計り、県内では最大級のクロガネモチです。また、全国の都道府県指定を受けた同種は現在11件ですが、その中でも上位の規模を有します。 味水御井神社のクロガネモチは枝張りも良く、樹形の美しさに優れ、樹勢も旺盛であることから、地域とのつながりも深い巨木です。 |
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