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| 木地区の鷲神社は天日鷲命(あめのひわしのみこと)を祭神とし、延宝五年(一六七七年)に創建されたと伝えられる。現在の本殿は天保十三年(一八四二年)に竣工(しゅんこう)されたものである。一間社流造(いっけんしゃながれづくり)の総ケヤキの素木作りで、腰組は四手先のきれいなものである。壁面は豊富な彫刻で飾られ、木階側面の羽目板にまで狛犬を刻み、懸魚(げぎょ)に代え雲文の彫刻を施すなど豊富な彫刻で埋め尽くされる。市内を代表する神社建築のひとつとして貴重なものである。なお、指定に際して、本殿の建築年代を示す棟札と、宝暦八年(一七五八年)造銘の石段を附指定とした。 入口にある石造鳥居は高さ二六〇cmを測る安山岩製の明神鳥居である。市内で二番目に古く、宝暦九年(一七五九年)に建立されたものである。震災で上部が崩壊し、笠木と島木の一部が新しい部材と交換されている。柱には「天下泰平國土安全宝暦九己夘年」と大きく刻まれるとともに、奉納者二十三人の芳名と石工の名前が深く刻まれ、郷土の歴史を伝える貴重な資料である。 平成九年に建立当時の笠木及び島木の一部を追加指定している。(案内板より) |
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| 【市指定有形文化財】本殿 【市指定有形文化財】石造鳥居
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